鳥取砂丘の保全と再生は、その固有環境の貴重さと、それに対して砂丘利用者の行動が及ぼす影響を十分に把握した上で、当該行動が本県の経済・文化等に及ぼす影響も勘案し、社会的発展との調和にも配慮しながら、砂丘利用者の理解と協力の下に協働して推進することを基本として、行われなければならない。

1. 県の責務

   保全と再生について砂丘利用者の理解を深め、必要な保護施策等を総合的に推進（国や鳥取市等の関係機関と連携）

2. 砂丘利用者の責務
   • 保全と再生の重要性の理解及び自主的な取組
   • 県が実施する保護施策等への積極的な協力
   • 固有環境の毀損や他者の快適な利用の妨げの禁止

1. 利用者の意識啓発
2. 利用者の自主的な取組の促進
3. 保全と再生を科学的かつ効果的に推進するための調査研究
4. 保全と再生のための保護工事等の推進

1. 落書き（文字、図形又は記号（それを内包できる最小の長方形又は円の面積が１０平方メートルを超えるものに限る。）を鳥取砂丘の地面に表示すること）
2. ゴルフボールの打ち放し、ロケット花火の発射等（他人の身体又は財産に害を及ぼすおそれのある方法）
3. ゴミのポイ捨て（缶、瓶その他の容器、たばこの吸い殻、チューインガムのかみかす、紙くず等）、動物のふんの投棄

1. 知事は、その職員をして、４の禁止行為を現にしている者に対し、中止又は原状回復の指示をすることができる。
2. 知事は、４の禁止行為をした者に対し、原状回復を命ずることができる。

1. 鳥取砂丘においてみだりに禁止行為をした者　５万円以下の過料
2. 中止等の指示又は原状回復命令に違反した者　５万円以下の過料